平成30年5月のしんそう療方 大坂研修会が26日、27日に大阪コロナホテルで行われました。
今月も研修会が始まる前に高等科と研究科の先生方が集まり、恒例の座談会をしていました。
テーマを決めて、そしてグループに分かれての実践練習。そこからまた、いろんな意見交換が交わされます。
【土曜研修】
今月も始まりました、しんそう療方 大阪研修会。
研究科の高橋先生の「改めて健康に気を配り、一日一日を大切に過ごしながら、しんそうを学んでいきたい」というお話しから、5月度の研修会が始まりました。
藤原先生の講義
たくさんの健康法が存在する現代社会において、患者さんに対して、しんそうの施術を受けた後、どのように過ごす事がベストか。
また、それをどのように患者さんに伝えるかを、しんそうの基本理念を交えお話しして下さいました。
今月の技法は、手を挙上させて操作する技です。
理事の先生による模範実技を見せて頂き、その後、注意点のアドバイスをご指導していただきました。
各班に分かれて練習に励みました。
研修生それぞれが前向きに、真剣に技の習得に取り組んでいました。
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【日曜研修】
研究科の辰巳先生のお話しから日曜研修が始まりました。
いつもと違う環境に身を置いた事で、思い直す事があったという自身の体験を話してくれました。
今月の症例発表は、高等科の島内先生でした。
男性の方で、普段重たい道具を常に身に付けてお仕事をされていて、身体に強い緊張があったという患者さん。
初日は無理をせずに出来る技を施術したところ、その三日後2回目の施術時は緊張が和らいでいて、患者さん自身も「歩きやすくなって姿勢が良くなった」と喜んで話されたそうです。
痛い部分や緊張の強い箇所に直接触れなくても、身体を”健康な自然の形”に復すことができるという、しんそう療方の特徴がとてもよく現れた症例でした。
今月の解剖学講座はぎっくり腰の話しから脊柱、そして手の動きまで。幅広くて内容の濃いお話しを、しんそう 八尾志紀院 泉先生がして下さいました。
解説に合わせてモデルの先生が実際に動いて下さるのでとてもイメージがしやすく、今月の手法と繋がる上肢についての講義内容は、この後練習をする上でとても参考になりました。
水野先生の講義
しんそう療方と対症療法との違いについてお話しして下さいました。
患者さんにより良く元気になってもらう為に、また、しんそう療方を学ぶ研修生それぞれが自信を持って経験を積んでいく為に、どういった事を意識し、心がけていくかという貴重なお話しでした。
日曜日の技法は、上肢を屈伸して操作する技法です。
理事の松本先生による模範実技のあと、更に注意点など技法を行う上でのアドバイスをご指導頂きました。
まずは、技法の順番、格好、形をしっかりと反復しながら練習します。
更に、頂いたアドバイスや解剖学講座の内容を思い返し、みんな熱心に練習に取り組んでいました。
今月も前向きに取り組み、学びの多い研修会でした。
ありがとうございました。
6月の研修会は23日(土)、24日(日)です。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂研修会 本部
電話(06)6195-6884まで
お問い合わせください。
平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は
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