平成30年8月のしんそう療方大阪研修会が25日、26日に大阪コロナホテルで行われました。
恒例の研修会前のミーティング。今月もテーマに沿って意見を出し合い、患者さんからの質問に分かりやすく答えれるように皆で練習しました。
また、ある先生のお話しで、介助が必要な方に対して施術をしたところ、「その方の表情が明るくなった」と患者さんの周囲の方々から驚かれたというお話しがありました。
真面目にしんそうを学び、真剣に施術に取り組まれている先生方のこういった報告は本当にうれしいですね。お互いに自分ももっと頑張ろうという励みになります。
【土曜研修】
礼儀や調和をとても大切にする しんそう大坂会 の研修会はいつも礼に始まり礼に終わります。
暑さに負けず、今月も元気に始まりました、しんそう療方 大阪研修会。
久しぶりに研修会に参加された先生からの結婚報告もあり、とても和やかな雰囲気で8月度の研修会がスタートしました。
藤原先生の講義
身体の重心や骨盤と脊柱の関係性について話して下さいました。
また、痛み等の症状にとらわれるのではなく、しんそうを行う上で患者さんの何に注目し、患者さんに伝えるべきことは何か。実際に患者さんと向き合う上でとても参考になるお話しでした。
今月の技法は、股関節からアプローチして身体全体の形を整える技法でした。
理事の先生による模範実技を見せて頂き、その後、更に技を行うときの注意点や、アドバイスをいただきました。
手数の多い難しい技なので、理事の先生方による分かりやすく丁寧なご指導はとても勉強になります。
各班に分かれて、みんな課題を持って仲間と相談し合いながら練習に励みました。
高等科終了式
今月は高等科生の終了式がありました。
今後も技術向上を目指して、研究科でも頑張りたいと今後の抱負を語ってくれました。
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【日曜研修】
高等科の先生の、「昨日の技法はとても難しかったです。今までの技法も練習する中で上手くいく時、いかない時の波はあるけど、習得できるように精進して頑張っていきたい」という前向きな言葉から日曜研修会が始まりました。
今月の症例発表は、高等科の平杉 竜矢先生でした。
普段、合気道が趣味で子供たちにも指導しているという平杉先生。
しんそうの本を読んだことがきっかけで研修会に参加するようになったそうです。
70代男性の患者さん。うつむきで寝ることが出来なった患者さんが、姿勢の改善に伴い、うつむきで寝られるようなったとの事。
また、60代男性の患者さんはしんそうの治療を続け、腹痛などの症状や頭部にも変化があり、患部だけではなく、身体全体を診る事の重要性を改めて感じたと発表してくれました。
今月の解剖学講座
しんそう 八尾志紀院の泉先生によるお話し。
解剖学的基本の肢位について、図を見ながら運動軸や面について分かりやすく話して下さいました。
また、足関節の運動や構造について、実際のモデルの先生の動きを交えながらとても分かりやすく説明してくれました。
この後教えて頂く今月の技法に繋がるお話しなので、とても参考になりました。
水野先生の講義
基本がいかに大切であるか、その重要性をお話しして下さいました。
また、練習を頑張りすぎた時、疲れた身体のケアについてのアドバイスや、患者さんとコミュニケーションをとる上でのアドバイスをお話ししてくださいました。
日曜日の技法は、伏臥位の患者さんに対して軽く足を牽引して全身の形を整える技法です。
まず、理事の先生による模範実技を見せて頂きます。
更に、技を行う上での注意点などを分かりやすくアドバイスしていただきました。
各班に分かれて、理事の先生から頂いたアドバイスや注意点を思い返し、解剖学講座の内容を思い返し、この日も大いに悩み、学びました。
福井県から参加している研究科の山崎先生。今月の研修会中に技を行う上で新たな発見があったそうで、「理事の先生方のアドバイスや仲間との練習で自分の技に変化を感じ、良い感触がつかめました。帰ったら早速家族に研修会で学んだ事を練習したい。」と話してくれました。
今月も各々が課題を持って仲間と一生懸命に練習に励んだ二日間でした。
ありがとうございました。
9月は夏期合宿があるので、通常の研修会はお休みです。
次回、10月の研修会は27日(土)・28日(日)になります。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂研修会 本部
電話(06)6195-6884まで
お問い合わせください。
平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は
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